みなさま、こんにちは。
株式会社オープンソース・ワークショップで代表取締役をしております永原 篤(ながはら あつし)と申します。
私は学校様を中心にインターネット技術を使って、情報を共有するシステムを提供する会社を立ち上げました。
それは、「正しい情報が共有されることで、未来に向けての貢献ができる」と考えたからです。
私には尊敬する歴史上の人物が二人います。
一人は中世、チェコの教育学者であったヤン・アーモス・コメンスキー、もう一人は近代のグラフィックデザイナーであったアルフォンス・マリア・ミュシャ。
コメンスキーは目指すべき仕事を教えてくれた人として、ミュシャはオープンソースの素晴らしさを教えてくれた人として、尊敬しています。
コメンスキーは知識の共有が戦争を終わらせ ヨーロッパをひとつにすると考えていた、と言われています。
この考えは、私がコンピュータの仕事を始めてから、特にインターネットに出会ってから、おぼろげにイメージしていたものを言葉にしたものでした。
正しい情報を共有することで、争いが減るのではないか、飢餓が減るのではないか。そういう想いをインターネットに求めていた私には衝撃的な言葉でした。
コメンスキーは同一年齢・同時入学・同一学年・同一内容・同時卒業といった仕組みを考えた人と言われています。
コメンスキーの教育の大切さを考えた言葉に、心動かされました。
ミュシャはポスター絵画で有名ですね。
ミュシャで画像検索すると、一度は見たことのあるポスター絵画がたくさん出てくると思います。
私もミュシャの作品は大好きです。
また、作品以外にも、ミュシャが「装飾資料集」を出版したというその仕事が大好きです。
学校などで教える時間的余裕がなかったため、若い学生やデザイナーのため、一種の教科書、参考書として出版したそうです。
自分の技術を惜しげもなく、与えることができる。
それによってミュシャはこの世界に素晴らしいデザインや絵画が増えることを期待したのでしょうか。
私にとってこれは、オープンソースという活動に他ならないのです。
私の仕事に対する姿勢はこの二人の人に大きな影響を受けており、そのため、知識の共有、技術の共有を通して、教育に対して力添えしていくことを自分の仕事として進めています。