マニュアルサイトへの寄付のご報告
2022年2月14日 10時41分こんにちは。
株式会社オープンソース・ワークショップの井上です。
今回は寄付のご報告になります。関連して少し技術寄りのお話も交ざります。
弊社では「Connect-CMS」というソフトウェアをOSSとして公開しておりますが、
本ソフトウェア土台のアプリケーションフレームワークには「Laravel」を採用しています。
この「Laravel」さん、人気のフレームワークなのですが海外製ということもあり
マニュアルドキュメントは当然、英語だったりします。
そんなドキュメントを有志の方が1人で翻訳してくれており、
サイト上で見やすく公開して頂いていたりします。
https://readouble.com/
我々、開発者としては翻訳の手間が省け、開発やサービス提供により注力できるという訳です。
(この場を借りても感謝申し上げます。ありがとうございます。)
そんな有志の方が先日Twitterで窮状を呟いておりました。
https://twitter.com/HiroKws/status/1491270754608226306?s=20&t=hbxC0ZRgohayAI2-MaFyvg
直近のアクションはGitHub(ソースコードの共有Webサービス)を通して寄付を募ることにしたとのことでしたので、
日頃の感謝の思いもあり微力ながら投げ銭をさせて頂きました。
https://twitter.com/HiroKws/status/1492677498534248450?s=20&t=yRutRbjnaUdETVQwSED2rQ
改めて「OSSがより良くなる為には」を考えさせられる機会でした。
ここからは余談になりますが、プログラムコードという財は複写性が優れている為、OSS(プログラム公開)と相性が抜群に良い側面があります。なので社会繁栄という観点で見れば日夜、便利なプログラムが公開されていくことは社会に取ってメリットと考えます。
一方で、その財をメンテナンスするのは突き詰めると個人やほんの数名だったりすることがザラで、
そういった方に収益が還元される仕組みが整備されていないのは永らくOSSの課題だったりもするようです。
寄付、何か作業を手伝う等、色々と関わり方はあるとは思います。
それこそ声掛け1つで気持ちが助かることもあると思います。
共有財を維持していくこと自体は効率もよくエコな手法と考えているので、
それらを持続可能なものとしていく為にどうすべきか?
私自身もこの課題に対して解を持ち得ている訳ではないのですが、
関わっている者の端くれとして今後も考えていきたい内容です。
皆様の中でも何か考えるキッカケとなれば幸いです!
(余談パート2)
ちなみに海外では公金で作ったソフトはOSSとして公開すべき、な~んて運動もあります。
https://publiccode.eu/ja/
(余談大杉w)