インタビュー:NetCommons運用サポート事例 株式会社IHI様

ネットコモンズの運用サポートをさせていただいているIHI様にお話を聞かせていただきました。

インタビュー

 

ネットコモンズをどのように利用しているのですか?

社内イントラで、ドキュメント共有、コミュニケーションツールとして使っています。ドキュメント共有、社内伝達ですね。

我々の車両過給機セクターではターボの設計を行っており、製造部分は関連会社やパートナーで行っています。もちろん、弊社内には情報共有ポータルがありますが、関連会社との情報共有はできません。
そのため、我々のセクターに特化した情報共有、コミュニケーションが可能なサイトが必要だったんです。ですので、ネットコモンズでは関連会社のアカウントも発行して情報交換しています。

 

ネットコモンズをどうやって知ったんですか?

予算がなかったため、オープンソースで探したときにネットコモンズを知りました。そこで、国立情報学研究所がCMSを作ってることを知りました。

 

他に検討したパッケージはありますか?

はい。まずXOOPSですね。 eラーニングもやりたかったので、Moodleも使ってみました。 Geeklogを使ってるセクションがあったので、ヒアリングもしました。いろいろインストールして使ってみたところネットコモンズが一番使いやすかったんです。

 

オープンソースを使う不安はなかったですか?

なかったですね(笑)。今は社内ネットワークにインストールしているので、外部からアクセスできません。もっとクリティカルなシステムだとリスクを感じたかもしれないですが、社内イントラですから。ただ、情報共有の際に、特定部署にしか見せたくないドキュメントはネットコモンズとは別のサーバーにアップして、ネットコモンズからはリンクを張るだけ、という工夫はしています。

 

オープンソース・ワークショップになぜ依頼したんですか?

自分たちでインストールしてカットオーバーが近づいてきたときに、トラブルがあったときに大変だなと思ったんです(笑)。
ユーザー数も増えてきてましたから。それで、専門家のサポートを受けるために、NPO法人コモンズネットのベンダー一覧でベンダーを探したんです。そこでウチの会社に一番近かったのがオープンソース・ワークショップでした(笑)。
コモンズネットの理事もやっていたので、ここで大丈夫だろうと思って、早速来てもらったんですが、スキルもコミュニケーションも問題なかったので、すぐにサポート契約を結びました。
バックアップスクリプトも作ってもらいましたね。お願いして本当によかったです。

 

ネットコモンズのどこが便利なんですか?

ユーザー自身がアカウント作成できるのも管理する上では便利ですね。それから、学校向けに作られているので、小テストモジュールというのがあるんですが、簡単にテストが作れて便利ですね。
社内のコンプライアンステストで利用しています。ルームごとに管理者を決めて任せられるのも便利ですね。モジュールをインストールして、ワークフローも使っていますが、関連会社含めたワークフローが出来てるので便利です。

 

サポートで問い合わせすることってどんなことなんですか?

やっぱりオープンソースなのでたまにバグがあるんですよ(笑)。
PDFがダウンロードできないっていう現状があったときに調査してもらったんですが、特定のIEのバージョンとアクロバットのバージョンだとダメだってことが分かりました。
その時は修正パッチを作ってもらいました。このパッチは後にネットコモンズのコアにも適用されましたね。
運用の問題かソフトウェアの問題か分からないときってあるので、サポートしてもらってるのは助かっています。

 

オープンソースワークショップに依頼して何がよかったんですか?

やっぱり、安心感ですね。ほんとに問題解決能力が高いです。いつも、いろいろ質問させてもらっています。今後もよろしくお願いします。

 

IHI

1853年(嘉永6年)水戸藩主徳川斉昭が隅田川河口の石川島に建設した造船所に端を発する重工業を主体とする製造会社様。
現在は航空・宇宙、エネルギーをはじめ、プラントや社会インフラの様々なものを総合重工として作られている。

 

高宮 俊夫 車両過給機セクター企画部 部長
最新のIT動向に詳しく、部内のITを使用した情報共有による効率化を推進。
部内での情報共有用のLinuxサーバの立ち上げやオープンソースCMSのインストールなどもこなす。